防犯カメラの補助金を国からだしてくれるとなれば利用する手はありません。しかし、補助金をもらうには条件と誓約をクリアしなければいけません。
誰でも補助金がもらえるというわけではないので注意しましょう。
自治体によって異なりますが、防犯カメラの設置には詳しい条件が設けられる場合があります。
補助金を給付してほしい場合、防犯カメラの設置場所に制限を設けられる場合があります。その制限のなかで多い範囲は以下の通りです。
・公道、または公道に面した公園や公共空間を撮影できる場所
・公道、または公道に面した公園や公共を一部(3分の1だったり、3分の2だったり、範囲はさまざま)を撮影できる場所
自治区会館などの敷地内を映す防犯カメラは対象外となるところも多いようなので、カメラの設置場所は注意しましょう。
設置年数に条件がある場合があります。設置年数は自治体によりますが、5~6年間は継続して防犯カメラを利用すること、と制限を設けている自体もあります。
防犯カメラを国の補助金によって設置する場合は防犯対象区域の見えやすい場所に、表示看板やステッカーなどを使って防犯カメラの設置者の名前を表示しなければいけない場合があります。こういったときは設置者の名前を記載することを忘れないでくださいね。
場所にもよりますが、たとえば公道に設置する場合、監視範囲の地域住民や自治体の関係者などに同意を得なければいけないことがあります。とくに対人関係の同意問題は人間関係のトラブルに発展する可能性があるので注意しましょう。
早く防犯カメラを設置したいからといっても、交付決定通知書がくるまでは設置をおこなえません。交付決定通知書がきてから防犯カメラを設置するようにしましょう。
などがあります。このほかにも満たさなければいけない条件や、守らなければいけない誓約などがありますので、自分が住んでいる地域の自治体に詳細を聞いてみてください。
防犯カメラの設置には補助金対象経費が存在します。本体の値段はもちろん、こういったものも負担してくれる場合があるので、確認してみてください。
・防犯カメラの本体費
・施工費
・表示看板の制作費
※表示看板の制作可能上限あり
自治体にもよりますが、多くの場合はかかった費用の3分の1または、3分の2などで決められています。全額負担するのはまれなケースなようです。
また上限台数・上限金額を設けているところもあります。防犯カメラの費用はすべて国が負担してくれるというわけではありません。留意しておきましょう。
各自治体によって、実際に防犯カメラの補助金を受けられる対象者に違いがでてきます。その対象者について今度は詳しくご説明してきます。
家庭用防犯カメラの設置の補助金についてと書かれている場合は、一般市区町村民が対象になるケースが多いです。その条件は違いがありますが……。
・対象市区町村内に住んでいる
・市税等の滞納がない人
が防犯カメラの補助金を受ける絶対条件です。
さらに正確な補助金の詳細は各々で違ってくるので、各自で問合せをおこないましょう。
町会、PTAや商店街など。地域団体による防犯カメラの設置も補助金の対象となる場合があります。また、補助内容によっては、防犯灯や防犯別の新規設置費用を一部負担してもらえる場合があるのです。
認可外の保育園でも補助金が出るのか心配な方も多いのではないでしょうか?保育園での防犯カメラは、事故防止や事故発生時の検証のために必要不可欠かと思います。
平成28年の「保育対策関係予算」では、認可、認可外どちらも補助金の対象になっています。
しかし、認可外保育園の場合は「原則として認可保育園および認定こども園(市区町村が認定する特定保育・教育施設でも可)への移行を希望している(事業計画として目指している)園」しか対象になっていません。ですので、例えば物理的に園庭が確保できないことにより認可を受けられない施設などは、どうしてもこの制度の対象外になってしまいます
防犯カメラの補助金は、あればとても助かることでしょう。補助金のことを知れた人はぜひ、利用してみたいと思ってしまいます。条件を満たし約束を守れば補助金を受けられる場合がありますが、申請する際にもいくつか注意しなければいけないことがあります。
補助金を申請するときは必要な書類をすべて用意しておく必要があります。また詳しい詳細は各お住まいの自治体に問い合わせたりホームぺージを見ればわかりますが、以下の書類は用意しなければいけないことが多いです。
・補助金交付申請書
・住宅の全部、または一部防犯カメラの撮影範囲が入っている住民などの同意書
・設置する防犯カメラの購入、設置に要する費用の見積書
・設置する防犯カメラの仕様が確認できる書類
・防犯カメラの設置する場所の現況の写真
・防犯カメラの設置場所、撮影場所を表示した見取り図
・運用要領、管理責任者及び、取り扱い責任者の指定に関する書類
これらのものが必要となってくる場合があるので用意しましょう。
防犯カメラの施工が完了したときには実績報告書と呼ばれるものを提出しなければいけない場合があります。期限は地域によりますが、工事完了日から起算して30日以内、またはその年度の3月31日の早い日までが多いです。
設置運用についてガイドラインを取り決めている自治体もあります。その場合はそれに従って、適切な維持管理を行わなくてはなりません。適切な維持管理がなされていないと判断された場合、補助金の返還を求められることもあるので注意が必要です。
とくにインターネットを利用した防犯カメラは、他人に推測されにくいパスワードを設定するほか、不正アクセスを防ぐためプログラムを最新の状態に更新し、適切なセキュリティ対策を行うことが求められます。
条件や誓約はあるものの、これらの満たし、守り、国に受理されることによって防犯カメラの補助金が国から給付されることでしょう。しかし、設置場所や設置台数、設置範囲などは限られている場合が多いので、補助金を給付して防犯カメラを設置しようと考えている人は、事前にやるべきこと・設置してからもやらなければいけないことをわすれないようにしましょう。
もし、補助金の申請でなにかこまったことがあれば、お住まいの地域の自治体へ。
防犯カメラについてなにか分からないことがあれば弊社にご相談下さい。